脱毛には髪の毛が抜けてしまう症状もあります。
薄毛とも言われているものです。
その薄毛の種類には「円形脱毛症」「感染症による脱毛症」「薬剤性脱毛症」「AGA(男性型脱毛症)」などがあります。
「円形脱毛症」はその名の通り円形で境目がはっきりした脱毛斑が現れ、それが拡大していく症状のことをさしています。
老若男女問わず誰もが発症の可能性を持っています。
一般的には10円玉程度の大きさの脱毛が知られています。
時にまつげや体毛に発症することがあります。
発症の原因ははっきりとは解明されていませんが、遺伝的要素、精神的ストレス、内分泌異常、自己免疫疾患などが原因として考えられています。
自己免疫疾患説が有力だとされているのですが、精神的ストレスが引き金となることも考えられます。
ストレスの場合はおよそ3ヶ月前に起こっている何らかのストレスや生活環境の変化が原因の可能性が高いとされています。
「感染症による脱毛症」は細菌感染を原因として脱毛が起きてしまう脱毛症のことです。
参考ページ:http://www.aderans.com/rd/docter-about04.html
ストレスが原因で免疫力が低下しているときや頭皮が不衛生な状態になっていることが続くと発生してしまうことが多いとされています。
最初のうちはかゆみがある程度ですが、ひどくなると頭皮が炎症を起こしてしまうため脱毛の度合いが大きくなってしまいます。
「薬剤性脱毛症」は名前からも推測できると思いますが、薬剤を使用した副作用によって起きてしまうものです。
抗がん剤の副作用の典型的なものとして知られていたのが脱毛だと思いますが、これがまさしく「薬剤性脱毛症」です。
脱毛の副作用を起こしてしまう薬剤は抗がん剤以外にも抗血液凝固剤、インターフェロン製剤、免疫抑制剤、副腎皮質ホルモン剤、抗ウィルス剤、男性ホルモン剤など多岐にわたります。
最後に「AGA(男性型脱毛症)」の原因は遺伝や食べ物といわれていますが、最も一般的なものとされているのは男性ホルモンの影響だそうです。
他にもあげられる原因はジビドトテストステロンという物質で、DHTと呼ばれています。
AGAの人の脱毛している部分の頭皮を調べてみるとこのDHTが非常に多いというのです。
それ以外にもストレスの影響も受けるといわれています。
強いストレスを受けることで自律神経のバランスが崩れ、結果血液の循環が悪くなってしまうので毛髪まで充分な栄養が行き渡らなくなってしまうというわけです。
ストレスが原因で円形脱毛症になってしまう場合のメカニズムはこれが原因とされています。
また免疫系に何か異常が起こると毛根が炎症を起こしてしまい、抜け毛が増えてしまうというというケースもあるようです。
このあたりも円形脱毛症に通じる部分です。
薬剤が原因である薬剤性の脱毛症はともかく、他の脱毛症についてはストレスは切り離して考えることができないもののようですね。